マグカップの裏

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田舎暮らしを勧める本を見て考えたこと

田舎暮らしを勧められる

実際に誰かに勧められたわけではないが、色々本を探していたらそういう本が目についた。 僕は田舎暮らしをしたいと思っているフシが有るし、Amazonの商品の勧め方は実は結構正確なのかもしれない。

でも、田舎暮らしってそんないいことだろうか。実際思うのは全くそんなことはないということだ。 今でこそ私は都民だし東京都内が生活圏になっている。シティボーイを名乗れるほどこの町に溶け込んでも気に入ってもいないが、それでも都民だ。 都民をやっているとその利便性の高さからとても田舎暮らしを人にすすめようという気にはならない。 第一、僕はもともとど田舎住まいだったのが就職を機に上京しただけにすぎない。

田舎暮らしを勧める裏にある本当の理由

実際、政治的な意味合いであれば田舎に税金を云々とかもあるのかもしれない。でもあれは一種の宗教だと思う。 田舎暮らしに興味を持つのはどんな人だろう。都会で、擦れた人間関係とかに嫌気を指した人々だ。 そういう人たちに、田舎に行けばそんなのはないとか、のびのびと暮らせるとかそういう抽象的な言葉を投げかける。 まるで、金を収めて崇めれば救われる(何から?どんなふうに?結果どうなる?)という抽象的なことを言ってくる新興宗教のようだ。 実際田舎のほうが人間関係は大事になる。隣人との、だけど。村八分って聞いたこと無い?そこまで行かないにしても田舎のほうが人間関係はめんどくさいと思うなあ。都会で例えるなら、マンションの住人同士のめんどくさい揉め事とか有るでしょ。あれがもっと家族ぐるみの馴れ合いとかも含めて押し付けられる感じだ。

人は救いを求めて生きるものだとするならば、救いとはなんだろう。 安心して暮らせる家だろうか。それとも豊かな死とかそういう宗教的なものだろうか。