がっつり金色に染められた髪、ぴっちりしたパンツ、額にかけられたサングラス、Gジャン、ショッキングピンクの鞄、そしてへそ出しTシャツ。へそと共に飛び出た余計な肉たち。顔に浮きでし彼女の生きた軌跡というなのシワ。
今朝見た光景。彼女の持っていた鞄よりよほどショッキングな光景である。
赤の他人なのでそれだけならどうでもいい話だが、自身の腹を思うと他人事ではない。
社会人になってからというもの、運動とは無縁の生活を送っている。学生の頃は5~8kmほどだったかの道を自転車で全力疾走していた。人気のない山道で、スピードをだしてもだれも轢いちゃうなんてこともないような道で、かつ起伏が激しいのもあってすごくカロリーを消費していたと思う。
思えばあの道で野犬に追われたりもともと自転車を漕ぐのが早かった私の速度でも10~15分の道を7分で駆け抜けるという心臓破りなことをしたりしていたあの頃の消費量はすごかったと思う、きっと結構な量の筋肉が生成されたはずだ。
今はもう腹に余計な重りをつけている。きっとこの程度で済んでいるのはその時培った筋肉があるお陰で消費カロリーも大きいのだろう。
このまま老い衰えたら、もう大変なことになる。きっと。恐らく。いや確実になる。
しかしただでさえ最近は時間が足りないと感じているなか、ジムになど通っていられない。
食事制限も外食が続くと難しい、というか胃腸に持病を持っているとあまり食べなくてもヤバイ。
やはり動くしかないのである、サバゲー通いでもしようか。